2024/7/31移転から一転!でも「存続するけど宿泊棟と研修棟は撤去」ではダメなんです

2024/7/31東京新聞「嵐山の女性会館、男女共同参画組織に 町長「存続は町民にとって名誉」 宿泊、研修棟は撤去」


この報道を受けて「おめでとう」とコメントくださった方々、私たちもそう思ったのですが、ぬか喜びでした。

最初にでた記事はこちら。


これで目に飛び込んできたのは「当初は移転する考えだったが、地元からの要望を受けて方針転換」で、一瞬、運動が実った!と思いました。でも、少しあとで「宿泊棟と研修棟を撤去」ということがわかったのです。

女性活躍と差別撤廃は似て非なるもの、そして日本政府が国連で批准しているのは女性差別撤廃条約です(1985)。いま推進しなくてはならないのは差別撤廃です(同時に女性活躍も進めたいならそれでもいいけど、差別撤廃のかわりに女性活躍、は成立しない)。

毎年公表される世界各国の男女格差指数で、日本の順位は2022年年145カ国中110位だったが、2023年度は146カ国中125位、2024年度は146カ国中118位と低迷を続けています。日本は、政治と経済への女性が少ないので、様々な決定をする場で女性の状況が考慮されづらいです。日本の女性たちは居心地が悪く、辛いのです。
差別から立ち上がるためのエンパワメントには、安心して集まれる場所、学べる場所が必要です。宿泊棟と研修棟を撤去してはいけません。

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