Change.org「ヌエックまるごと存続を」

 Change.org「#ヌエックまるごと存続を」の呼びかけ文を、最新状況に合わせて更新しました。
転載しますのでよろしかったらご一読のうえ署名、さらに情報拡散にご協力いただければ幸いです。

 https://chng.it/sGzVKbhKGt

 私たちは 国立女性教育会館の価値ある存続を求める会 です。

 埼玉県嵐山町にある国立女性教育会館(NWEC/ヌエック)について、内閣府は2024年7月30日、宿泊棟、研修棟、体育館を撤去し、2030年までに埼玉県に更地にして返却すると公表しました。

 本館は残して、「女性活躍」の支援強化に向け「司令塔」として位置付けるとのことです。私たちはこの方針には次のような問題があると考えています。

1、差別撤廃を掲げてきたヌエックからバリアフリーの宿泊棟と研修棟を撤去することは、女性・男性・子ども・障害者・外国ルーツの人など、多様な人の学習の場を奪い、学習権を否定します。

2、自主的な学習や交流の場をなくし「司令塔」でよしとするのは、多様な人の声を届ける機会を奪い、差別撤廃を後退させることにつながります。

3、政府が2025年度以降の「機能強化」として示す、オンライン講座や地方の男女共同参画センターへの講師派遣では、自主的な学習の場を保証する研修棟と宿泊棟の代わりにはならず、事実上の機能縮小です。

4、「女性活躍」が掲げる、経済発展に貢献する一部の女性を顕彰する政策の強化だけでは、差別による生きづらさは置き去りです。日本社会のジェンダー不平等の現実を無視しています。

 2024年4月から施行されている「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」にかかわる研修や、新しく設置された女性相談支援員など、現在のヌエックを活用して強化できることがあるように思います。そして、ジェンダー平等の政策に連携する団体や個人との交流や学びのために、現状のような、比較的安価で安心して使用できる宿泊・研修施設が必要です。

 私たちは、現在のヌエックの施設をまるごと存続・活用することを求めます。ヌエックは「宿泊できる専門図書館」として、第21回図書館総合展・運営委員会特別賞を受賞しています。宿泊棟・研修棟を残してこそ、多様な人の学習権を保証することができます。

#ヌエックまるごと存続を 求めます。

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#ヌエックまるごと存続を



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